本拠点の概要・位置付け

静岡県浜松市は、スズキ、ヤマハ、ホンダ、カワイ、浜松ホトニクス、ローランド、エフ・シー・シーなど、世界を舞台に活躍する大企業が立地するとともに、高度なオンリーワン・ナンバーワン技術を有する中小・ベンチャー企業が集積する我が国有数の産業集積都市です。光と電子の街としても世界に誇る高い技術力を有しています。本拠点は、平成21年度(2009年)に科学技術振興機構(JST)「地域産学官共同研究拠点整備事業」の「構想支援地域」に採択されました。事業終了後も関連機関を中心に、「ものづくり地域・浜松」の特徴を活かした産学官連携による連鎖的・継続的な新技術の事業化、オンリーワン・ナンバーワン製品の創出を推進することにより、健康・医療関連産業の基幹産業化、雇用の促進やベンチャーの創出を通じて、当地域の活性化を目指しています。

達成目標

  1. 医療機器の開発と実用化
  2. 要素技術の開発と実装
  3. 医療機器に関連する人材育成・産業誘致

期待される波及効果

  1. 健康・医療産業の集積
  2. 医療関連産業の創出による地域の雇用増進
  3. イノベーションサイクルによる地域活性化
  4. 専門人材のネットワーク構築
  5. 医療関連産業創成を担う人材の育成・輩出

活動計画

  1. 地域の強みを活かした医工連携・産学官共同研究の実施
  2. 産学官共同研究により開発された装置の設置・共用による地域企業への成果の普及
  3. 共同利用機器装置による中堅・中小企業の新たなシーズ創成支援
  4. 医療機器製造販売への門戸を広げるための人材と第3者認証機関の育成
  5. 地域の産学連携推進部門・知財部門・各種コーディネータ等の集積
  6. 事業化と起業活動の支援機能の充実 ~エキスパートシステムの導入~
  7. 事業化と起業活動の効率化
  8. 国際連携
  9. 拠点活動におけるPDCAサイクルと自己採点評価

本拠点の役割

拠点施設の設置機関

産学連携・知財活用推進センター
医工連携拠点棟
PET-CT棟
サイクロトロン棟
[主な設備]
・臨床用PET/CT装置 ・PET用小型サイクロトロン(荷電粒子加速器) ・GMP対応ホットラボ/基礎開発用ホットラボ ・レンタルラボ
・拠点事務局
静岡県・浜松工業技術支援センター
[主な設備]
・医療用ピコ秒レーザー加工システム
・医療機器開発用ファイバーレーザー加工システム
・光学治療用半導体レーザーシステム
・試料観察用顕微鏡システム

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